お話聴きますカフェ物語(4)「『お話聴きますカフェ』の始まり」

全5回に分けて「お話聴きますカフェ」の成り立ちと今後について語る連載「お話聴きますカフェ物語」、第4回の今回は「『お話聴きますカフェ』の始まり」をお届けします。


以前に世界自閉症啓発デーで開催したイベントは、「好きな時間に来て好きなことを話して帰る」というイメージが上手く伝えられませんでした。スタッフ間で「当事者の集まり=2時間のグループミーティング」という思い込みが強すぎて、それを打破する説明ができなかったのです。

ですが、Neccoに行ってみてからはイメージがはっきりしたため、改めてイベントを開催するようになりました。Neccoに行く前に、私はピアカウンセラーになりたいと思って傾聴の講習を受けていました。なのでそのスキルも活かして、「お話聴きますカフェ」というイベントにしました。そのまま私が来場者さんのお話を聴くつもりでつけたタイトルです。その後、イベントを繰り返し開催するうちに「お話を聴き合うカフェ」と宣伝するようになりました。

いつかは悠遊寛緩の店舗を持って、「お話聴きますカフェ」を常設のお店にしたいのですが、そのために乗り越えなくてはならない課題があまりにも多いです。なにしろ私は発達障害者。できることとできないことの差が激しく、そのために会社勤めが困難なほどです。

なので、まずは定期イベントを続けて固定客を得ようと思い、2020年の自閉症啓発デーのイベントを皮切りに定期開催するようになりました。

(最終回「『お話聴きますカフェ』にかける思い」につづく)


全5回の連載も次回でいよいよ最終回です。最終回「『お話聴きますカフェ』にかける思い」は10月13日(水)公開予定です。

第3回はこちら。

第1回からお読みになりたい方はこちらからどうぞ。

フォローはこちらから